――役に立たない本ほど、なぜこんなにも愛おしいのか。
本書は、実生活や仕事にまったく役立たないけれど、奇妙さ、独自性、そして異常なまでの情熱が詰まった「奇書」たちを愛するためのガイドブックです。
役に立たない、だからこそ自由で純粋。本書に登場する奇書は、ジャンルや常識を軽やかに飛び越え、時に読者の価値観すら揺さぶります。突飛な発想、極端なこだわり、妙に真剣な無駄──そのすべてが、滑稽でありながらどこか愛おしく、心を掴んで離しません。
学生時代に感じた、あの「読書の楽しさ」を思い出すような一冊に出会ったことはありませんか? ふと古本屋の片隅で目にした、意図も用途もわからない一冊に心を惹かれ、気づけば手放せなくなっていた——そんな経験があるなら、あなたにはもう奇書愛好家としての素養があります。
本書は、2024年に頒布された『奇書ミシュラン - エッセンシャル版 -』の内容をさらに充実させた書籍版です。掲載タイトルの拡充に加え、奇書の全体像を俯瞰できるコラムや、このテーマに魅了された読者のための“奇書レコメンドマップ”も収録。単なる書評ではなく、奇書という文化そのものを楽しむための一冊に仕上げました。
実用性だけを追い求める日常に飽きたあなたへ。常識から解き放たれた奇書の世界へと誘う、この特別なガイドブックで新たな読書体験を始めてみませんか?
[目次]
はじめに
1.奇書のディープな世界を俯瞰する
2.奇書研究
『鼻行類』論考
科学と文学の融合『アインシュタインの夢』
アシモフが仕掛けた究極の科学パロディ
『ハザール事典』が織りなす文学の迷宮
ドゥーガル・ディクソンの架空生物図鑑
3.奇書をつなぐ「レコメンドマップ」
あとがき - 奇書ミシュランができるまで
附録:エッセンシャル版「奇書ミシュラン」
[仕様]
B6サイズ(たて182mm x よこ128mm)
158頁
モノクロ
[発行]
2025年5月11日 初版第1刷
[価格]
本体1,400円 +税(送料無料)